創設者の想い
障害者は、長い歴史の中で、社会的弱者とされ、一方的に助けられ守られる立場で存在していました。
しかし、私たちは、障害の有無に関わらず、それぞれが与えられた能力を発揮し、この街の中で、支え合い、励まし合い、想いを語り合う中でお互いに高め合っていく関係を築いていきたいと考えます。
「障害」は、不幸なことではありません。
ただ、今の社会環境の中で、不便さや不自由さを感じることはあります。
そのため私たちは、障害のある人たちの物理的な不自由さを少しでも軽減するためのサポート(ヘルパー派遣事業)と誰もが与えられた能力を最大限に発揮し、自信を持って社会参加できるようなサポート(エンパワーメント事業)に取り組んでいきます。
故 市江由紀子
メッセージボードMessage
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2019年9月のメッセージ
人はみんな
誰かに求められたいと
思ってる
人はみんな
誰かの役に立ちたいと
思ってる
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2019年3月のメッセージ
私には
出来ないことがたくさんある
でも
私にしか
出来ないこともある
だから
自分に与えられた
役割を担うために
今日を生きる
そんな生き方が出来たら
素敵だなぁって思う
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2018年8月のメッセージ
生きるのって
苦しいなぁって思う
生きるのって
辛いなぁって思うでも
楽しい瞬間がある
嬉しい瞬間があるその輝く瞬間と出会えるから
生き抜く力になるんだと思う -
2018年3月のメッセージ
今日を生きる
今を生きているそれだけで
もう充分 -
2017年10月のメッセージ
昨日を後悔するより
昨日に学びたい明日を不安がるよりも
明日に希望を持ちたい今日を我慢して過ごすよりも
今日を精一杯に生きたい生かされている目的を
成し遂げたいから -
2017年5月のメッセージ
会いたい人がいるから
聴きたい音があるから
眺めたい空があるから
感じたい風があるから
守りたい心があるから今日も一日
生きてみよう
もう少しだけ
歩いてみよう -
2016年12月のメッセージ
今日
できなかったことが
あってもいいんだよ
そのために
明日が
あるんだから -
2016年9月のメッセージ
誰も その人だけの
役割を持って
生かされているそれと同時に
そのために必要な力も
ちゃんと与えられてる足らない気がするのは
きっと私が
欲張り過ぎているから -
2016年7月のメッセージ
ひとりぼっちは不安だから
誰かとつながろうとする
ひとりぼっちは怖いから
誰かと一緒に居たいと思う
ひとりぼっちは寂しいから
誰かと話がしたくなる特別なことじゃない
きっと みんなそう思ってる -
2016年2月のメッセージ
いつも
笑っていられる訳じゃない
いつも
前向きでいられる訳じゃない
いつも
信じていられる訳じゃない人の心には
弱さが隠れているからでも 大丈夫だよ
人はきっと
笑えるように
つくられているから
信じられるように
つくられているから -
2016年1月のメッセージ
未來(あした)への希望を失った時 人は生きる力を なくすのかもしれない 今日(いま)がどんなにつらくても 未來(あした)への希望がある限り 人はきっと 生きていけるのだと思う
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2015年9月のメッセージ
寄り添うのって 素敵なことだと思う 共感するのって 大切なことだと思う それだけで 人は 試練や苦しみの中でも 生きていく力を 持てるのだと思う
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2015年7月のメッセージ
不自由さゆえに 人の力を借りて生きる日々 だからこそ人一倍 人と深くつながろうとする 深くつながることで 悩むこと 傷付くことも 少なくはない それでも やはり つながりたいと思う どんなつながり方でも つながれるって やっばり 幸せだなぁと思う
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2015年5月のメッセージ
一人で生きられる人よりも 支えられながら生きる人は 豊かなのかも知れない 一人で生きられる人よりも 助けがないと生きられない人は 幸せなのかも知れない 出来ないことがあるから 人は人とつながれる 出来ないことがあるって 本当は 幸せなことなのかも知れない
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2014年4月のメッセージ
悲しみがなかったら 気付かなかった優しさがある 立ち止まらなかったら 見えなかった風景がある 弱さがなかったら 語れなかった言葉がある
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2014年3月のメッセージ
特別な才能があるから 人の心を動かせるのではなく 与えられた能力を 最大限に使おうと 努力する姿が 人の心を動かすんだね そんなふうに 人の心を動かす 生き方がしたいと思う
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2014年2月のメッセージ
どんなに悔やんでも きのうは変えられないんだよ だから きのうを悔いて 立ち止まらないで 勇気を持って踏み出す一歩は きっと あしたを変えられるよ あしたへの希望があるから 今日が輝くんだよ
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2013年11月7日のメッセージ
年の瀬を迎え 「年忘れ」という言葉が飛び交う 忘れるのではなく 今年出逢った素敵な人 今年食べた美味しい物 今年見つけた美しい景色を ひとつひとつ 思い起こしながら この年を終えたいと思う
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2013年7月30日のメッセージ
一人では 抱えきれない 試練や困難によって 自分が たくさんの人に 支えられていることに 気付かされた 一人で解決しようと 踏ん張っていた自分が 恥ずかしくなった
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2013年5月20日のメッセージ
ホッと出来る人 ホッと出来る場所を たくさんもっている人ほど しあわせな人だという 自分は何人の人にとって ホッと出来る人になれているか… 大切な人の顔を思い浮かべながら 指折り数えるその時間こそが 私にとって とてもしあわせな時間だった
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2013年5月29日のメッセージ
消えない悲しみがある 消せない苦しみがある でも それを誰かに伝えられて 誰かと一緒に抱えられたら それだけで ずっと楽になれる
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2013年5月20日のメッセージ
私が弱さを持たなかったら あなたの弱さに 寄り添えなかった 私が悲しみを知らなかったら あなたの悲しみに 寄り添えなかった 私に欠けたところがなかったら あなたの欠けを 受け入れられなかった 弱さも悲しみも欠けも そのひとつひとつが あなたに出会うために 備えられた宝物
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2013年3月10日のメッセージ
特別な才能が 与えられるよりも 豊かな財力が 与えられるよりも 健康な身体が 与えられるよりも ありのままの私を認めて 愛してくれる人がいることが 一番 幸せだと思う
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2012年12月5日のメッセージ
明日はきっと 今日よりも ほんの少しだけ いい日になる
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2012年11月のメッセージ
自分と違う考え方を 受け入れられる 強さが欲しい 違う意見があることは 自分を否定することには ならないのだから
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2012年10月30日のメッセージ
喜んでくれる人がいるから 笑ってくれる人がいるから 待っててくれる人がいるから 今日も頑張れそうな気がするよ
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2012年10月12日のメッセージ
人は 人と交わることで 成長できたり 豊かさや幸せを感じられる 生き物なんだね
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2012年10月9日のメッセージ
0スタートの人生って なかなかいいなぁって思う 出来て当然と 思われて始まる人生は 出来ないことが 引き算される人生だけど 出来なくて当然と 思われて始まる人生は 出来たことが どんどん足し算される 人生なんだよ 0スタートの 足し算の人生って とっても幸せだと思う
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2012年7月10日のメッセージ
何かひとつを選ぶということは それ以外の選択肢を すべて捨てるということ だから 大きな決断の時 心が苦しむんだね でも その苦しみの数だけ 選んだものを大切にできるはず その苦しみの分だけ 選んだ道に 確信を持って 歩み出せるはず
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2012年5月30日のメッセージ
誰でも 自分の中に 欠点や弱さを抱えて生きている 人の「弱さ」を認めて 人の「弱さ」に寄り添うには まず 自分自身の「弱さ」を ありのまま受け入れることが 必要なのかも知れないね とっても難しいことなんだけどね
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2012年2月4日のメッセージ
前向きに 頑張ってる私も 心が疲れて もう頑張れない私も どっちも 本当の私 頑張ってる私は きっと誰かが褒めてくれるから 頑張れない私を 私が たくさん褒めてあげたい
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2012年1月31日のメッセージ
「もう 誕生日が嬉しくない年です」 そんなことを言う人がいるけど 誕生日は いくつになっても 自分にとっては 特別な日だよ 産んでくれた親に感謝し 生かされている命に感謝し 特別な日を迎えられたことに感謝し その日を過ごした
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2011年12月26日のメッセージ
クリスマス 子どもたちに たくさんのプレゼントを渡しながら、 渡す自分が 一番ワクワクしていることに ふと気づく 贈り物って 実はそんな物なのかも知れませんね 子どもたちが目をキラキラさせて喜ぶ姿が、 何よりの 自分へのプレゼントになった そんなクリスマスでした
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2011年9月23日のメッセージ
同じ所が欠けてたら 補い合うことは難しいけど それぞれ 欠けてるところが違うから 相手の欠けを 補ってあげられるんだよね 欠けがない人になることよりも 違う欠けを持つ人を 補える人になりたいと思う
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2011年9月15日のメッセージ
どんな褒め言葉よりも嬉しいのは 「いてくれて ありがとう」 そんな ひとこと 何かをして褒められるよりも 無条件で わたしの存在を 喜んでくれてる そんな言葉を聞きたくて わたしは また 人に会いに 出かける
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2011年9月6日のメッセージ
完璧な人間なんて どこにもいない 誰にでも 得手不得手があり 誰にでも 長所も短所もある 100%出来なかったことで 落ち込まないで 0%じゃなかったことに 自信を持てたらいいね 今日も一生懸命やった と言えたら きっとそれで 充分だよね
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2011年7月5日のメッセージ
向き合う関係もいいけど 肩を並べて 同じ目標に向かう関係は もっとステキだ 向き合う関係は 時に衝突もするが 肩を並べて 衝突はしづらい 多くの人と出会う日々 向き合うのではなく 肩を並べる関係を どれだけの人と 作れるだろうか
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2011年5月19日のメッセージ
自分が知らないところで 自分のことを考えてくれてる人がいて その人が 自分のことを思いながら 時間を過ごしてくれてるって なんか幸せな気持ちになるよね たまには 誰かのことを考えながら その人に手紙を書いたり その人のために祈ったり そんな「時間の贈り物」をしてみる ステキな時間の使い方だと思う
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2011年3月17日のメッセージ
東日本大震災のニュースに 釘づけになった 自然の脅威と人間の無力さ あまりの悲惨な映像に 本当に同じ日本で起きている 出来事なのかと目を疑いたくなる 障害のある被災者を思うと 更に胸が痛む 自由に動けない体で どれほどの不安や恐怖の中で 過ごしておられるのか 一刻も早い救助と復興を 祈るばかりだ
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2011年3月3日のメッセージ
「あなたに手を貸してくれた人は みんな嬉しそうな顔してるね」 母が幼い日の私に話してくれた この言葉が 私の障害肯定の原点だ 人を助けて 気分が悪くなる人はいない 「あなたを助けた人は、きっと その日一日、いい気分でいられる あなたは、体が不自由で 沢山の助けが必要だけど それだけ沢山の『いい気分』を みんなにあげられるのよ」
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2011年2月20日のメッセージ
三寒四温を繰り返しながら ゆっくりと春が近づいて来ているようだ 昨日、窓から空を眺めていたら たくさんの鳥たちが、次々と 西へ向かって飛んで行った 渡り鳥だろうか… いまが、出発の日であることを 誰が鳥たちに告げたのだろうか いっせいに旅立つ鳥たちを見送りながら 春の訪れに心が躍った
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2011年2月17日のメッセージ
大雪に インフルエンザの大流行 冬の厳しさが 身に沁みますね でも 冬が厳しければ 厳しい程 きっと 春の喜びは大きくなるはず もう少し もう少し
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2011年2月のメッセージ
車いす生活の私の趣味は旅行 北海道の雄大な自然に憧れ、 諏訪湖では湖上の花火を眺め、 長崎の原爆資料館で平和を願った その土地の味も、旅の楽しみの大切な要素 和歌山で食べた伊勢エビ 高知のはらんぼの塩焼き、仙台の牛タン… 病気の進行によって、 好きな物を自由に食べられなくなった今も、 その味は、脳裏にしっかりと刻まれている もうすぐ春 さて次は、どこへ出かけようか
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2010年11月9日のメッセージ
みんなと違う意見でも、 それは間違いじゃない 人が楽しいと思うことを、 つまらないと思ってもいいし それを口に出して言ってもいい 聞く人たちも自分と違う意見を 否定せずに批判せずに聞く練習が必要だし 意見を言う人も、 自信を持ってそれを言う練習が必要だ とても難しい課題だけど とっても大切なことだと思う
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2010年11月2日のメッセージ
北国からは初雪のニュースが届き、 テレビコマーシャルからは クリスマスキャロルが流れ始めた。 今年も、残り2か月をきった。 年々、一年が過ぎるのが 早くなっている気がする。 でも、焦らなくてもいいんだ。 それはきっと、 今が充実している証拠だから。
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2010年10月26日のメッセージ
偶然、ネット上で出会った一冊の本に すっかりハマッテしまった。 亀のイラストに短い言葉が添えられた ポストカードブックだ。言葉は短いが、 伝わってくるメッセージは驚く程強い。 言葉を尽くさないと思いが伝わらない。 そんな気がして多くの言葉を並べる私。 結亀さんの作品は、そんな言葉が持つ 力の強さを教えてくれた。
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メッセージ1
消えない悲しみがある 消せない苦しみがある でも それを誰かに伝えられて 誰かと一緒に抱えられたら それだけで ずっと楽になれる
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メッセージ2
明日はきっと 今日よりも ほんの少しだけいい日になる